今年も暑い季節がやってきました!
今年の夏(7月~9月)の気温は、全国的に平年より高く、暑い夏になるそうです。
地球規模の温暖化の影響で、日本も「猛暑」「酷暑」という言葉がよく耳にするようになりましたが、このような気候変動に伴って、熱中症に対する注意はますます必要ですね。
つい先日も多くの場所で楽しいイベントや行事が行われましたが、その裏では熱中症で救急搬送される方も大勢おられます。
最近の夏は、スポーツや作業中に倒れたりするだけでなく、ただ外にいるだけでも熱中症で搬送される方が増えています。
さらには家の中でも熱射病で救急車に搬送されるケースが増えているようですね。
テレビなどでは「水分補給をこまめに」「クーラーをつけましょう」といった対策を強調しておっしゃっていますが、実はそれだけが全てではないようです。
メディアで報じられる情報だけでなく、より深く考える必要があるのかもしれません。
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夏の敵、熱中症の本当の元凶とは?
冷房や水分補給 → 水だけでなく、スポーツドリンク・経口補水液も利用すると、失われた塩分も補えます、などと言われていますが、それだけでは十分な情報ではありません。
どちらかと言えば不親切なアドバイスと言ってもいいくらいです。
逆に高齢者などは水分補給することによってマイナスに働くことだってあるんです。
そういったことも含めて、熱中症になる根本の原因について見ていきます。
まず、熱中症とは、主に日射病と熱射病の2つの症状を含んだ総称です。
医学的にざっくり言うとこんな感じになっていますが…、病名なんかどうでもいいですね。
人間の体は環境の暑さや寒さなどの変化に対して、無意識に安定を保つための「自律神経」機能が備わっています。
その中でも特に重要なのが、「交換神経」と呼ばれる神経。
交換神経は、私たちの体内の状態を常に気遣ってくれる素晴らしい神経です。
例えば、暑い環境にいると、体内から一定以上の水分や塩分を放出しなくなるので、脱水症状を予防してくれています。
そして、皮膚も交換神経の指令を受けています。
暑さを感知すると、汗の調節を行い、適切な量の汗を出した後はさらなる脱水症状が起こりそうだと感じると、汗の放出を抑制してくれるのです。
このような神経の働きによって、私たちは無意識に体内のバランスを保っています。
暑い状況下での水分補給も大切ですが、交換神経が的確に調節してくれるおかげで、私たちは脱水症状を避けることができるのです。
あなたが爆睡していても、心臓は絶えず動いています。それは、自律神経がその働きを支えているからなんです。
自律神経は2つに分けられ、活動時(昼に活動するとき)には、先述した交感神経が活発に作動します。
一方で、安静時や夜には、副交感神経がより活発になるんですね。これらの神経は同時に働くことはなく、常にバランスを保ちながら機能しています。
大切なのは、交感神経が適切に作動することで、体内のバランスを維持してくれるということです。
ようするに熱中症は、体が自動でコントロールしている神経「自律神経」の働きが弱まっていることが元凶なんです。
熱中症に勝つ自律神経の強化
近年の暑さで倒れる方が増えているのは、交感神経が弱まった可能性が大いにあります。
では、交感神経の働きが弱くなる原因は何なのでしょうか??
結局のところ熱中症の原因も他の病気と同じなんです。
つまり、食生活の乱れや医薬品の頻繁な摂取などで体の酸化(活性酸素増加)が進んでしまうことが大きな要因なんですね。
その根本にあるのは、細胞内のエネルギー工場である「ミトコンドリア」の弱体化なんです。
ミトコンドリアが元気じゃないと、体のあらゆる機能が低下してしまうんです。
だから、ミトコンドリアが喜ぶような食事や生活習慣を心掛けることで、熱中症になる確率がグッと下がってくるわけです。
昔の日本人が、この高温多湿の状況の中において非常にタフだった理由は、彼らが健康的な生活習慣を守っていたからだと考えられます。
この生活習慣が、ミトコンドリアを活性化し、細胞の正常な機能をサポートしていたのです。
ミトコンドリアは私たちの体内でエネルギーの生産に関与していて、健康を保つために重要な役割を果たしています。
しかし、医薬品や加工食品、ペットドリンクやコンビニフードなどには、ミトコンドリアを傷つける成分や添加物が含まれていることがあります。それらを摂取することで、細胞のエネルギー生産が阻害され、健康に悪影響を及ぼす可能性があるんです。
ですから、私たちも自然素材で加工されていない食材を摂ることが理想なのです。
地味に感じるかもしれませんが、自然な形で提供される食材には、体にとって必要な栄養素や抗酸化物質(活性酸素をやっつける)が豊富に含まれています。
それらはミトコンドリアの健全な機能をサポートし、私たちの体を活力に満ちた状態に保つのです。
ミトコンドリア活性化方法
そのミトコンドリアを増やすためには、身体に適度な負荷をかけることが重要です。有酸素運動を行うと、脂肪が燃焼され、それによりミトコンドリアが増加します。
日常生活でも姿勢を正しく保ち、深呼吸をしながら歩くことを意識します。
また、空腹を感じることも大切なんです。身体が空腹を感じると、エネルギーが不足していると感知し、それに応じてミトコンドリアが増えるのです。
空腹時に活動する遺伝子について↓
クーラーのついた部屋でテレビ見ながら、ポリポリお菓子ばっかり食べて、また小腹が空いたと思ったらカップラーメンをすすり満腹になるまで食べて昼寝する。
こんな生活を送っていたら永遠にミトコンドリアを増やす遺伝子は作動してくれません。
ですので、快適ダラダラ生活からは卒業しないといけないですね。
身体に摂取する方法ですと、コエンザイムQ10(CoQ10)という成分がおすすめです。
CoQ10は、酸化還元反応に関与し、ミトコンドリアでの電子輸送系においてエネルギーを生産する過程で電子を運ぶ役割を果たします。
つまり、CoQ10がないとミトコンドリアは十分なエネルギーを生産することが難しくなるのです。
サプリメントでコエンザイムQ10を摂取できますが、製造段階で薬剤や化学処理を行うことがありますので、素材本来の効果効能が失われてしまうことがあるのです。
さらに、現在のサプリメント市場は価格競争が激しく、原料が中国産にシフトしているため、品質そのものが年々低下しているとのことです。
やはり自然由来の食品がおすすめですね♪
自然由来の健康塩↓
おすすめ自家製スポーツドリンク
ちなみに市販のスポーツドリンクには、いくつかの化学成分が含まれていますので、少しお話しいたします。
アセスルファムK、アスパルテーム、スクラロースといった人工甘味料が使われています。
さらに、安息香酸Na(ナトリウム)、ステビア、カラギナンは、安定剤や甘味料として使用されています。
これらの化学物質は、飲む量が増えるほど交感神経をますます弱体化させる可能性がありますので、熱中症の根本的な解決には程遠いドリンクと言えます。
おまけに脳細胞への影響もありますので論外ですね。
実は、スポーツドリンクの基本は塩と砂糖、そして水なんですよ。市場に流通するための大量生産品には、さまざまな添加物が含まれています。
例えば、糖分にはブドウ糖液糖や果糖といった人工甘味料の単糖類が使われています。塩もミネラルが乏しい工業塩が使われることもあります。そして、香りや味付けのための人工香料や酸味料、アミノ酸などが含まれていることも。
さらに、合成保存料や着色料も添加されていることがあります。結局、水に添加物をたくさん溶かしてペットボトルに詰めただけの商品もあるのです。
これらの情報を知ると、市販品のスポーツドリンクにはゾッとしますね。
自然な成分で作られたスポーツドリンクを選択することが、より健康的な選択となるでしょう。
なので、ここで自作スポーツドリンクの素敵なレシピをご紹介いたします。市販のものは忘れて、こちらをお試しください♪
適切な素材を選ぶことさえ心掛ければ、身体に悪影響を及ぼすような化学物質や保存料に心配する必要はまったくありません。
野外での作業やスポーツをする際にも安心してお持ちいただけるアイテムです。
熱中症対策を考慮した選択肢として、ぜひご利用ください。
重要なのは、材料選びにこだわること。妥協せず、高品質な素材を選んでください。
安価な自然塩やはちみつなどは、実は化学物質を含んでいることがあります。体に良い影響を期待するどころか、逆効果になることもありますので注意してください。
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オーガニック認証はないですが、ハンガリーは農薬の規制が厳しく、蜂蜜は高い基準を満たしたものだけ輸出されます。安心してお召し上がりいただける製品です。
レモン汁の代わりに使えます。※小さじ1/3程度(水500mlに対して)
夏は水よりもスポーツドリンク(経口補水液)が良いわけ
大量に汗をかく場合の水分補給について、お水よりもスポーツドリンクの方が適している理由についてお話しいたします。スポーツドリンクには糖分やナトリウム(塩分)、カリウムなどの成分が含まれています。特に糖質には、ミネラルの吸収を促す効果があることが分かっています。スポーツドリンクの糖分は塩分よりも多いため、薄めて飲むと効果的です。これによって、適切な水分補給と必要なミネラル補給を同時に行うことができます。大量の汗をかく場面では、体内の水分とミネラルをバランスよく補給することが重要なのです。お水とスポーツドリンクを適切に使い分けながら、体を健康に保つよう心掛けるのがベストです。(スポーツドリンクの飲みすぎ✕)
高齢者の方、気をつけて下さい
熱中症増加の背景には、「塩分の摂取不足」も大きく関わっています。
今は何かというと「減塩、減塩」と、まるで塩が悪者かのような言われかたで、必要以上に塩分を控えている人も少なくありません。
しかし、塩分は発汗作用と体温調節に不可欠な要素であることは、広く知られていますね。
━高齢者の方は、一般的に若い方と比べて汗をかきにくく、のどが渇きにくい傾向があります。
そのため、「のどが渇く前に水分を補給することが重要」だと医師などがアドバイスしていますが、このアドバイスだけでは不十分だと言えます。
高齢者の方々には、体の水分バランスを保つことが難しい場合もあることを理解していただきたい。
そもそも塩分の血中濃度が薄ければ、水がほしくないのは当たり前。
梅干し入りのしょっぱいおにぎりでも食べれば、たちどころに水が飲みたくなるはずです。塩分が足りないために水分を十分にとらない、だから汗が出せない。
そして汗を出せないから、体温調節ができない、つまり熱が体内に閉じ込められてしまうために、熱けいれんやめまい、脱水症状などを起こす━━。
広辞苑で「熱中症」を引いてみると、「高温や多湿の環境下で起こる障害の総称。『ミネラルや塩分不足により』熱けいれん、脱水症状を起こす熱疲労、体温調節機能が失われた熱射病等にわけられ……(以下略)」とあります。
なんと明快な記述。
これでみなさんも、納得されたことと思います。
このように、塩分不足で熱中症になるのは、当然の結果なのです。
かといって、ミネラルがない化学塩ばかり摂っていては何にもなりません。
さいごに
熱中症予防に適さない飲み物として、アルコール、コーヒー、ジュース、茶葉系のお茶、牛乳などが挙げられます。
アルコールは飲んだ分より多くの尿が排出されますし、茶葉系のお茶などのカフェインを含む飲料には利尿作用が活発に働きます。
牛乳に関しても、体温を上げる性質があるため、暑い日には適しません。
これらの飲み物は、過度に摂取すると逆に脱水症状を引き起こす可能性があるため、お子様・お年寄りには注意してあげてください。
夏の健康対策に欠かせない「熱中症対策のスーパーガイド」!暑さに立ち向かうための大切な情報をコンパクトにまとめました。
体温調整や水分補給のポイント、アルカリ化ノウハウや有酸素運動も取り入れて、心地よい夏を満喫しましょう!
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